現場だより
建物の完成イメージ
こんにちは工事部のHです。
今回は、私たち施工者の永遠のテーマでもある建物の完成イメージについて書きたいと思います。
建物を計画する際、お客様とはかなりの時間をかけて打合せをします。
工事が始まってからも、進捗に合わせて毎週のように打合せをしながら工事を進めていきます。
しかし往々にして、完成後に建物を使っているうちに、やっぱりこっちの方がいい、こうしておけば良かった、など、そんな想いを抱かれるお客様もいらっしゃいます。
せっかく一生懸命にやってきて、喜んでもらったと思っていても、あとで不満足に思われてしまう事はとても残念なことです。
確かにお客様も実際に実物を見て仕様を決めるわけではないので、決める方もとても難しく、勇気のいることだと思います。
そういう意味で設計時の建物イメージを伝えることが、とても大切になってきます。
そしてもちろん工事に携わる、私たち施工者がもっとしっかり説明することも大切です。
しかし、姿、形が無いものを、言葉や絵・図面だけで理解して頂くことはとても難しいです。
建築関係者なら伝わる事でも、建築の知識がない方にイメージをしてもらう事は特に難しいです。
私が前にいた幼稚園の現場では、イメージを伝える為に、パース・模型を使って説明してきました。
それでもなかなか伝わりにくかったようです。
完成して3ヶ月が経とうとしている現在でも、メンテナンスを兼ねて、いろいろな不具合や、機器の設定で足を運んでいます。
そんな状況でも伺ってみると、園児や、先生、保護者の方々が新しい建物を使用できて嬉しそうにされている様子を見ることができます。
基本的には皆さんに喜んでもらっているのだと実感する事が出来て、私自身が誇らしく思い、とても嬉しくなります。
その分、今度こそは建物完成イメージをお客様にしっかり伝える事ができるようにしたいと強く思います。