現場だより
線路際工事の竣工👷✨
工事部のAです。
2019年3月のブログで紹介した現場が竣工する事が出来ました。
JRの線路が目の前で、今までに経験をした事がないような環境で、 常に気を抜くことができない緊張感のある工事でした。
あの記事以降、杭工事などの重機作業は無事完了し 躯体工事を進めて行きました。
列車が通過する時に作業を止めて、通過を確認してから作業再開、ということを繰り返さなければなりません。
現場の近くを走っていたのはJR環状線、大阪でも最も走る本数が多い路線です。
そのため列車が約3分~5分の間隔で通過するので、作業を中断する回数も多くやり難い状態でした。
躯体作業が列車が通過する部分の施工なった時は、手を伸ばせば列車に届くような状況となっておりました。
各作業員はかなりの緊張感がある中で仕事を進めて頂き 無事故で竣工する事ができました。
今回の現場では、線路際の作業でJRとの頻繁な協議が必要でした。
それだけでなく、各作業工程においても線路際に注意して作業するための打合せも必要でした。
また、作業員に列車の通行を知らせる為の列車見張り員の方も配備しなければなりません。
下の写真で水色の作業服を着ている方です。
ちなみにこの「列車見張り員」ですが、歴とした資格です。
鉄道車両の接近を見張り、工事関係者の安全を確保する、という大切な役割があるのです。
誰よりも早く列車の到来を把握し、作業員へ作業の中断や退避を指示します。
万が一トラブルがあれば、列車を止めなければなりません。
そんな大変なプレッシャーの中で、集中して列車を注視する必要があるようです。
工事に対して様々な制約が設けられ、とても困難な状況でありましたが、協力会社、各職方の協力や会社の支援のお蔭もあって無事故で工事を完成する事できました。
この工事に関係して頂いた方々に感謝いたします。