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芸術文化の秋
設計積算部のKです。
芸術文化の秋ですが、皆さんは何かに出会いましたか?
私はここ数年、正倉院展に足を運んでいます。
今年一番惹かれたのは、玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)。
玳瑁はウミガメの甲羅から作ったべっこうのこと、螺鈿は貝殻の真珠色に光る部分を薄切りにしたものを指すそうです。
琥珀の透明感と合わせて花が咲いたように装飾された、献納品を納めるための箱です。
もうひとつは沈香木画箱(じんこうもくがのはこ)。
薄板を幾重にも重ねた献物箱です。床脚部の象牙の細工が圧巻でした。
鑑賞されている方の多くは説明のアナウンスが流れるイヤホンでじっくり説明を聞きながら、
双眼鏡で細部に見る角度を変えてすみずみまで鑑賞されています。
私はミーハーで、そこまで腰を据えるほど入り込めてはいないのですが、
鑑賞数が増えるともっと興味の幅が広くなるのかも、と思っています。
それにしても、いにしえの芸術に触れることは自分の感性を養う良い機会になりました。
それともう一件、大阪市立美術館のルーブル美術館展にも行ってきました。
ナポレオンの大理石の立像を見ましたが、
体にまとっている布の柔らかさや薄さまで表現されているのにびっくりしました。
これから師走に向けて、大阪ではいろいろな催しがあります。
最近は立体に映像を投影し、幻想的な空間を生み出すプロジェクションマッピングが多いですね。
中央公会堂のウォールタペストリー 12/14~12/25
万博記念公園の太陽の塔 12月の毎週末
堺市役所の空飛ぶ展望台 ~1/15
など、目で見る感動を味わうのも良い季節ではと思います。