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紅葉美しい高野山
設計積算部のTです。
久しぶりに高野山に行ってきました。
お邪魔したのは普賢院です。
その名のとおりご本尊は普賢菩薩です。
本堂内には阿弥陀如来も祀られています。
楼門入って正面右側に摩尼殿があります。
平成9 年、ネパールより仏舎利請来を機に建立されたそうです。
摩尼殿地下に光明心殿があり仏舎利が祀られています。
仏舎利とはお釈迦様の遺骨です。
釈迦の死後200 年のち、インドを統一した仏教徒の王によっていくつかに分けて奉納されていた仏舎利を発掘し、一粒一粒に分けて多くの寺院に配布したそうです。
摩尼殿地下には摩尼車も設けられ摩尼車を回すと回した数のお経を唱えたことになるそうですが、コロナの影響で摩尼車には触れないでくださいということでした。
案内してもらった僧侶が仰られたのは、
「宗教は一度疑ってほしい。
今、国会で宗教の問題があげられていますが、教えを鵜呑みにするのではなく一度疑って議論しその上で、個人個人が信じるかどうかを決めてほしい。
仏舎利も信じる人、信じない人がいて当たり前です。
信じる人は信じてもらえればそれでいいのです。
普賢菩薩を本尊にしていますが菩薩の姿もお経からきています。
お釈迦様が残されたのは数少ない教えで、釈迦入滅後多くの弟子が議論した上でお経がつくられています。
そのお経の中に菩薩の姿も書かれていてお経から普賢菩薩の姿を作っているのです。」
如来は飾り気ありません。
布一枚です。
悟りを開くと飾りはいらない。
菩薩はまだ修行中で仏の教えを伝える役目もあるのです。
菩薩がネックレス、イヤリング、ブレスレットと皆着飾っているのは魅力ある姿に人々はあこがれ集まるからと聞いたことありますが、モデルは釈迦が王子の頃の姿を現しているそうです。
学び多き高野山でした。