その他
仕事について
営業のIです。
写真は、我が家の「さぶ」君です。ポメラニアンとダックスフンドのミックスで11歳になります。
我が家に来て、5年の歳月がたちます。
彼の役割は、毎朝私を仕事に送りだすために「ワンワン」と何度も吠えて、早く仕事に行くように促すことです。
帰ってくると、玄関に飛んできて、また「ワンワン」と吠えて、帰ってきたことを家中に知らせます。
困ったことに日曜日でも早く仕事に行くように朝の6時から吠えまくるので、近所の迷惑になっています。
そんな彼も11歳とお年寄りになっていますが、私同様元気です。
朝、私の食べているチーズのかけらやヨーグルトの食べ残りをもらうときは、吠えずにおねだりをしてじっと物欲しげな顔をしています。
私が森長工務店で働くようになったのは、平成バブルがはじけて下り坂に向かう時で、まだバブルの余韻が残っていました。
私自身も子供が生まれ、頑張らなければならない時でした。
建設会社の営業については全くの素人で、右も左もわからなかったのですが、良く採用されたものです。
現在の採用基準から言えば採用されていなかったかもしれません。
景気は一向に良くならず、建設投資も大きく減少する中で倒産していく同業者が数多くでました。
当社は当時から無借金経営で財務体質は盤石でしたが、景気もなかなか好転せず、将来が見通せない日々が続きました。
そんな中で如何にして、仕事を楽しみ、かつ業績を残していけるようになるのか、悩みました。
社長や当時の会長からは当社の仕事は厳しいですよ、一生懸命勉強しなければだめですよと言われていました。
私は不況を生き抜くためにも、何でも仕事になればよい、利益を生み出せばそれでよいと思っていました。
しかし、いくら利益を生んでも、未来につながる仕事、仕事をすることで働く我々が消耗するだけではそれで終わりです。
社長からは絶えずそれ以上の仕事、誰かのお役に立てるような仕事を求められました。
仕事は、楽しいことや自分の好きなことだけではありません。
中には苦しいことやどうにもできないことがあります。
しかしそんな中で難しいことを達成できた時ほど、充実感や達成感を味わえる時はありません。
若い時には色々な誘惑があり楽な方を選択しがちですが、あきらめずに努力することで技術を身に着けたり何かを成し遂げることができるのです。
私は65歳を迎えますが、いまだに営業のベストな方法がわかりません。
周囲の皆さんを見習うべきこと、やらなければならないことが数多くあると感じます。
ですが当社へ貢献することはまだまだあると思っています。
私の仕事が必要とされる環境であることに感謝しています。
冒頭に書いた扶養家族の「さぶ」君は毎日仕事に行きなさいと吠えたててくれます。
これからも仕事について、考えを模索し続けたいと思います。