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ボクシング ~井上尚也選手の強さ~

ボクシング ~井上尚也選手の強さ~

こんにちは。

設計積算部のYです。

タイトルの通り、ボクシングについて今回は書きたいと思います。

 

昨年12月井上尚也選手の世界タイトルマッチを、テレビで見て感じたことを書いていきます。

井上選手は、小学1年生からボクシングを始め、高校時代はインターハイ、国体等で活躍されました。

19歳でプロ入りし、8戦目で世界チャンピオンになり現在24戦無敗。

その内容は判定勝利が3戦、他はすべてKO勝ちという圧倒的な強さで世界4団体の統一チャンピオンに到達します。

強いというのは雑誌、テレビ等で知っていました。

しかし実際の試合を見て、あまりにもその強さにびっくりしました。

 

1ラウンドが終わった段階で井上選手は、相手の力を見切っていたのではないでしょうか。

その後は、余裕の試合運びで11ラウンドKOでしたが、これは相手が前に出てこなかったため。

それも仕方のないぐらいの試合内容でした。

 

その試合を見て以前読んだ本のことを思い出しました。

幕末から明治にかけての剣豪である山岡鉄舟が、ある時浅利又七郎と試合をしたときのこと。

何回試合をしても、前に出ることができず道場の隅まで追い込まれてしまうという負け方を味合わされ、それを克服するのに何年もかかったそうです。

手を出せば必ず打たれるというのがわかるので、手も足もでなかったというのです。

井上選手の対戦選手が、試合後に、なぜ何もできなかったのか、という問い掛けに、「実際やった者でなければ分からない、出たくても出られなかった」と答えたということを聞き、正直そういうものだと思いました。

 

今年1月に井上選手のドキュメンタリーを見ましたが、その番組でボクサーの苛酷さがよく分かりました。

試合前3か月かけて10キロの体重を落とすために、食事制限、飲み水の制限、きつい練習を重ねます。

そして体を鍛えるだけでなく、精神面でも、ギリギリ一杯まで自分を追い込み、体も心も触れれば切れる日本刀のように、研ぎ澄まされた状態で、試合に臨むさまを知りました。

それで初めてあのような試合ができるのか。

今後1ランク階級を上げて世界挑戦をするとのことですが、今後の活躍を期待して注目をしていきたいと思います。