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墨染から大津市追分町へ 〜京街道ウォーキング 第三弾〜
こんにちは。
営業部のNです。
前回は、曾祖父さんへの思いから京都墨染を目指してのウォーキングをお伝えしました。
今回は、墨染からさらに京街道を東に向かって大津市追分町を目指しました。
スタート地点 京阪電車 墨染駅前
京阪電車の墨染駅を下車。
曽祖父と祖父が暮らしていた街です。
父も戦時中に疎開していたと聞いています。
ゆるやかな上り坂から始まります。
京街道を東方面へ向かい、途中に京都教育大学を経て、JR藤森駅に至ります。
さらに北上して行きます。
この辺りは、京都の景観条例が定めれているのか、鉄筋コンクリート造のマンションでも瓦を使用した和風の外観で造られていました。
景観に配慮した外観のマンション
藤森から、住宅地を通り過ぎると車が走る府道35号線に出ます。
しばらくは、この府道が京街道なので、そのまま東を目指します。
ゆるやかな上り坂が続き、だんだん住宅が少なくなって行きました。
府道35号線 深草谷口町付近
府道35号線は、やがて名神高速道路と並行するように続き、この間の3km超は人の気配がない道を歩きました。
途中、下り坂に変わって建物が少しずつ増えてきて、京都市山科区の勧修寺の付近に至り、道も平坦になりました。
歩を進めていくうちに、正面にゆったりとした山の稜線が見えてきます。
調べてみると、西千頭岳(にしせんずだけ)という山のようです。
そして、横たわるように山科川が近づいてきました。
調べてみると、山科川は千頭岳に源流があるそうです。
勧修寺橋 正面に西千頭岳
観修寺橋にて山科川上流方向を望む
山科川 下流方向を望む
無意識に川の流れを見ていると、なぜか安らかな気持ちになり、時が流れていることを感じます。
休憩もしてなかったので、しばらくいろいろな思いに耽ってしまいました。
流れを見ていると「人生はある意味儚いなぁ」と思ったりもしますが、「儚いからこそ精一杯やってみよう」と不思議と気持ちの中に何かが湧いてくるようでした。
活力が湧いてきたら再度、歩を進めます。
この辺りは、山科区の南エリアで住宅街が点在しています。
「大宅中学校前」というバス停の付近まで来たら、目の前に名神高速道路がまたがっていて、そこを潜りぬけると、道標を発見しました。
おおやけ一里塚跡
調べてみると、市内に残る唯一の一里塚とのことです。
徳川家康の諸街道整備とともに、街道の両側に一里(3.75km)毎に目印として築かれた塚とのことです。
塚上には榎木を植えて目印にしていたのだそうです。
そのまま数分進んでいくと、今度は岩屋神社の鳥居が見えてきました。
岩屋神社の参道入口に立つ鳥居
その後、ゆるやかな上り坂が続いていき、県境にも近づいていきます。
古風な街並みの中に、たまに新しい建物も存在しています。
そうして時間をかけて風景は変わっていくのでしょう。
そんなことを思いながら、ゴールまであと一息となりました。
県境に近い山科区住宅街
やがて、京阪京津線の線路が見えてきて追分駅に到着。
今回は、約11kmで3時間のウォーキングになりました。
休日のちょっとした過ごし方でしたが、心の洗濯はできたようで、明日からまた頑張ろうと自分を励ますことができました。
京阪京津線 追分駅