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伝統的な暮らし/餅つきとそば打ち
こんにちは。
工事部のKです。
今回は、私の実家での伝統的な餅つきとそば打ちについて紹介したいと思います。
私の実家では、年末12月30日に毎年石臼で餅つきをして、12月31日にそば打ちをするのが伝統的な行事になっています。
まずは、餅つきを紹介します。
最近では私の実家の周辺でも、機械での餅つきが多くなり、臼を使っての餅つきが珍しい光景になってきています。
10年程前に、餅つき機に変えた時期があるのですが
機械だと何かが違うという弟の言葉で昔ながらの餅つきに戻りました。
私は社会人になってから、帰省した時には餅つきは終わった状態になっていますので長いこと餅つきに参加したことはありません。
しかし、家族から写真や動画が送られてくることで懐かしい幼いころの面影を思い出すことができます。
私が幼い頃の記憶では、餅つきの日の祖母は朝早くから準備で大忙しながら、とてもうれしそうにしていました。
また、臼に入れる前の蒸した餅米が美味しく、よく口にしていたのを今でも忘れません。
餅つきをするときには、杵でつく人と合いの手との阿吽の呼吸が大切です。
皆さんもきっと一度は心配したことがあるかと思いますが、合いの手を入れる人の手を杵でつかないかいつも心配になります。
絶妙のタイミングで合いの手は、外から中へ折り込むような感じで、丸餅にします。
餅の形は、日本の東と西で形が異なりその境目は岐阜県の関ケ原辺りと言われているようです。
出汁や味噌などいろいろなものが関ヶ原辺りを境目にしていますね。
私の実家は、西のエリアになりますので丸餅です。
臼は木製もあるようですが、私の実家は石の臼を使っています。
どのくらい前からあるのかわかりませんが、もの心ついた時には石臼でしたのでかなり年期のはいったモノです。
つきたての餅は、やはり美味しいですね。
あんこ餅もいいですが、やはり醤油をつけて焼いて食べるのが私は好きです。
雑煮にもかかすことはできません。
次にそば打ちを紹介したいと思います。
そば粉と水をよくかき混ぜ、よく練って伸ばした後、お好みの大きさに切ったらおいしいそばのできあがりです。
年越しそばは、江戸時代に日本に定着した文化と言われているようです。
大晦日にそばを食べる理由として、
「そばのように細く長く生きれますように」
「そばのように家族の縁も細く長く続くように」
長寿や家族繁栄の意味合いがあるようです。
人々が何事もなく元気で平和に過ごせるようにとの思いがそばに込められているように思います。
私の実家でも年末の年越しそばだけは、手打ちしています。
お店のように・・・というわけにはいきませんが、ネギと柚子をのせて食べると、とてもおいしいです。
隠し味として、馬刺しが入っています。
昔ながらの生活文化を守ろうとする家族の思いに、私は感謝の思いでいっぱいです。
伝統的な暮らしの中で、手作りできるものに挑戦し、昔から伝わる文化を身近に感じることはとてもいいことだと思っています。
変わり続ける時代の中で伝統を守るのは難しいことですが、伝統とは守るものではなく繋いでいくものと感じています。
この数年はコロナ過で、様々な伝統行事が中止になることが多かったですが、今年に入り行事が再開されるようになりました。
とても嬉しく思います。
来年も、皆様にとっていい年でありますように。