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長野 松茸山 ―今年は信州三昧―

長野 松茸山 ―今年は信州三昧―

こんにちは。

総務部のUです。

 

日本一の収穫を誇る松茸の名産地が長野県上田市の赤松が生える松茸山と呼ばれる場所にあります。

その産地で直接松茸料理を提供する松茸小屋というものがあることを以前知りました。

松茸小屋は赤松が群生する標高数百メートルにあり、なかなかの山の中です。

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夏の盆休みに信州を4連泊程したが、松茸は秋。

一度行ってみたいと思っていたが、なかなか遠くのためなかなかいく機会がありませんでした。

せっかく行くなら他の場所も立ち寄りたくて、週末から連休であることに気づき、思い立って、急遽店を調べて電話をすると予約することができた。

 

深夜に高速を飛ばし、早朝に信州入りしました。

予約は夜なので、安曇野にある大王わさび農場に立ち寄ります。

それほど期待はしていなかったのですが、思いのほか澄んだ落ち着く景観で、映画作品にも登場した水車のある清流の美しさやわさび園自体も想像していたより広大な壮麗さで圧巻でした。

 

わさび農園の入り口に来ていた松茸の移動販売車から香り立つ松茸の強い芳香に、これから行く松茸山の期待が高まります。

 

いよいよ早めに上田市に入り、散在する松茸山を散策。

車の対向出来ない急な土の山道を車に泥を跳ね上げながら進み、たどり着いた秘境の松茸小屋。

赤松に囲まれ、室内にも松が生え抜いている誠に風情のある素朴なところで、眼下遠くに町が見下ろせました。

 

車は他県のナンバーで全国各地から来店されているのが分かります。

店に早く着くと、席が用意されていて、予約時間前に入れて頂けました。

頼んだのは、松茸の刺身から丸ごと一本の姿焼きに土瓶蒸し・茶碗蒸し・銀蒸し焼き・天ぷら・松茸ご飯・吸い物、鍋も松茸を盛り込んだフルコースで・・・・・・。

 

産地価格の1万円台で松茸を鱈腹食べれましたが、食事時間1時間に対してここまで来るのにノンストップでも片道5~6時間掛かり、高速代とガソリン代の交通費で食事の倍以上掛かった贅沢な食事となりました。

手間暇かけるところにまた味わいがあるものなので、これもまた仕方ない。

仕事も人生も手を抜かず手間暇かけるところに味わいが出てくるのは同じかも知れません!

 

食事のあと、夏にも行って、想定外の満天の星空に圧倒された美ヶ原高原に改めて登りました。

今年の夏は猛暑続きで関西では、連日35℃を超えていましたが、信州の高原では10℃以上低く、標高2000mの美ヶ原高原では昼でも来訪者がみな車から降りると「寒っ」と驚いていらっしゃいました。

夜はさらに真夏でも10℃台で肌寒かったです。

ことさら秋には風が吹き、ダウンコートを持っていって丁度良い位。

そして夏には霧で見えなかった遠く眼下の町の灯りが今回は美しい夜景となって現れていて、空には壮大な満天の星がまた今回も迎えてくれていた。

なんと言うか、360度どこまでも続く星雲のパノラマに宇宙に思いを馳せる時間でした。

さすがに上手く写真には収められなかったので、イメージ写真を掲載しますが、ちょっと生の光景が伝わらないのが残念です。

 

美ヶ原高原のこの標高2000mにある道の駅は広大な屋外美術館が併設され、数百台駐車可能な広い駐車場には豪華なキャンピングカーなどが全国からやって来ていて、星を楽しんでいました。

 

道中の白樺並木では、シカやタヌキやウサギなどの野生動物に今回もまた何度か遭遇しました。

夜に急に現れるので上手く撮れなかったのが残念ですが、何とかカメラに収めました。

 

この他に夏は、馬籠宿→妻籠宿→白骨温泉→上高地→風穴の里→松本→美ヶ原高原→ビーナスライン(途中車山高原通過)→白樺湖→女神湖→蓼科→清里→野辺山(JR最高地点・天文台)→軽井沢などに行きました。

 

 

馬籠宿や妻籠宿そして白骨温泉は素朴で落ち着き、上高地は想定外に壮麗で美しい自然に癒されました。

 

上高地から松本に降りていく途中の風穴の里は道の駅になっており、風穴は山中の岩を通り抜けて冷やされた空気が吹き出す場所で古来から氷室のように冷蔵庫として活用されてきたところで、冷蔵庫と同じ10℃以下に保たれていて特別涼しかったです。

旅の途中で意外な場所に巡り合いました。

 

軽井沢から野辺山―清里はJR小海線で高校生の時に青春18きっぷで列車の旅をした場所だが、軽井沢は素朴だった街並みが開発されて様変わりしていました。

そして蓼科から白樺湖―女神湖―ビーナスラインー清里―野辺山は、長女が幼いときに行った場所で懐かしかったです。

 

初めての場所から懐かしい場所まで、気の向くまま廻った時間を気にしない旅でした。

また時を遡り巡る旅でもありました。

こんな旅にこそ思わぬめぐり逢いがあり、味わいが生まれるものです。

 

来年は北海道にでも行こうかな?