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自転車ひとり旅
こんにちは。
営業部のNです。
50代を超えて以来、自分の境遇を考えると健康で居続けることが切実なテーマになってきました。
適度な運動習慣があれば健康維持に良いとはわかっていても、特に何もしないまま時を過ごしているばかりでした。
ある日、次男が「友達同志で自転車で琵琶湖まで言ってくる」と言って早朝から出かけて行きました。
私は、内心「それはちょっと無理あるな」と疑っていたのですが、昼頃にLINEで琵琶湖畔の写メを送ってきたのを見た時、「オーッ」と感動してしまいました。
そしてそのことは、しばらく忘れていたのですが、ウォーキングで京街道を琵琶湖まで4回に分けて歩いた時に、逢坂峠あたりで横を通り過ぎていくサイクリストを見て、次男のことを思い出し、なんとなく「負けたくないなぁ」という思いと同時に、軽い自転車(スポーツバイク)が欲しくなりました。
それでしばらくの間、自転車貯金をやってみて、ほしいクロスバイクを買えるくらい貯まればその時に買おうと思いました。
そして今年の初夏にようやく念願のクロスバイクを購入できました。
サイクリングを始めて「サイクリングロード」といわれる自転車に適した道があることを知りました。
河川敷に多くあり、幸い私の自宅は淀川サイクリングロードが近いです。
淀川は登っていくと、八幡の背割堤のところで、桂川、宇治川、木津川に分かれます。
それぞれの川にもサイクリングロードがありますので、その日の目的地によって選ぶことになります。
八幡の御幸橋からの風景
宇治川
木津川
渡月橋(桂川)
自転車ひとり旅は、目的地がゴールではなく、中間の休憩地点になります。
わかりきったことですが、同じ距離を帰ることになるからですね。
クロスバイクを買って最初の休日、嬉しさと次男への対抗意識から、「琵琶湖まで行ってくるわ」と豪語して衝動的に家を飛び出しました。
漕ぐわ漕ぐわ。
琵琶湖に行くには、概ね3回の上り下りがありますが、逢坂峠が最後です。
その頂上まで頑張れば琵琶湖の大津浜まで一気に下るのみです。
その時が最高に爽快です。
逢坂峠
琵琶湖大津浜
琵琶湖畔で食事も兼ねた長めの休憩をして達成感を味わいます。
あとは帰るだけです。
が、自分の体力の限界を知らずに来たばかりに、来るときよりペダルが重くなっていきます。
そして徐々に、「なんだか向かい風が強くなってきた」のです。
自分の浅はかさに気づくのでした。
ビュンビュン向かい風が強くなり、「自転車ひとり旅」という優雅さは消え、「苦行」のレベルになってしまいました。
なんとかかんとか我が家に辿り着きましたが、足全体と尻と背中と腰が変な状態でした。
それ以来、体力と相談しながら目的地とコースの計画を含めて楽しみに変えています。
自分でも意外な始まりでしたが、リフレッシュも兼ねた健康維持の習慣がようやくできた今日この頃です。