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心を育むおやこ論語塾
こんにちは!
今回は、当社の関連法人である社会福祉法人旭長寿の森で開催されているおやこ論語塾について紹介したいと思います。
このおやこ論語塾は、旭長寿の森が20周年を迎えるにあたって、地域の皆様に何かご恩返しをしたいという想いからスタートした企画です。
講師には、現代日本の碩学である故・安岡正篤氏のお孫さんにあたる安岡定子先生を迎えて開催しています。
参加者の年齢層は、下は0歳児やまだお母さんのお腹にいるお子さんから、上はお爺さんやお婆さんまでと幅広いです。
「おやこ論語塾」というネーミングですが、親子での参加に限らず、論語を学びたい大人だけで参加されている方もいらっしゃいます。
「論語」と聞くと、中学や高校で習った難しい漢文や世界史、倫理の授業を思い出しますよね。
私も最初は今の時代にそぐわない、古い倫理観を教えているのが論語だと思っていました。
ですが、安岡先生のお話を伺うようになって、孔子の説いていることは現代に生きる私たち自身にとってもとても大切なことだと思うようになりました。
例えば、講義で先生が良く引かれる孔子の言葉に「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」というものがあります。
これは、お世辞やうわべを取り繕うことばかりが上手な人には、思いやりの心が欠けていることが多い、という意味です。
頷けるところがありますよね。
このように孔子の説いていることは、現代に生きる私たちでも納得できることが多いので、実は孔子の生きた時代と現代も人間社会の在り方はほとんど変わっていないのだな、と感じるようになりました。
また、この講義を受けていると、子供たちが先生の声に合わせて、元気よく素読しているのを聞くだけでもすがすがしい気分になります。
引っ込み思案な子供が前に出て発表したり、その成長ぶりに驚くこともあります。
私の2歳の姪っ子も参加しているのですが、家に帰ってから突然論語の一節をそらんじ始めてとても驚きました。
論語の教えの大切なエッセンスの一つに学ぶことの大切さがあります。
学ぶことに興味津々で、成長著しい子供たちの姿を見ていると、私たち大人ももっと努力しなければならないという気分にさせられます。
おやこ論語塾は4・9月を除く毎月第四日曜日に開催しています。
ご興味のある方は、ぜひ「旭長寿の森」までお問合せください。